最高の時間管理術
「時間が無い」「忙しい」と言っている人が多い。あなたはどうだろうか?
たしかに現代人は忙しい。朝起きて、テレビを見ながら歯を磨き、子どもの準備を手伝いながら、朝の支度をする。イライラしながら子どもが出て行けば、自分の準備をして、決められた時間に職場に向かう。職場に着けば、今はどこも人員を減らしている。一人一人のやる事が非常に多い。何かに集中して業務をしようとしたら、電話が鳴る。来客がある。バタバタしていると昼になる。昼からも更に忙しい。休日は休日で家族サービスや地域のイベントなど休まる時が無い。
このように忙しい現代に生きるあなたの為に、最強の時間管理術をお伝えしようと思う。この方法を用いれば、日常の中で大切な業務を意識する事ができ、今以上に自分の能力をビジネスに活かす事ができるようになる。
まず、ご存じの方もおられるだろうが、『80対20』の法則について説明させてほしい。『80対20』の法則とは、「結果の約80%が、20%の原因から生じる」という法則で、『パレートの法則』とも言われている。例えば「全所得の80%は、人口の2割の富裕層が持つ」「売り上げの80%を占めているのは20%の製品、20%の顧客」「試験問題の80%が、その学科に関する20%の知識で十分答えられる」「2割の優秀な社員の売り上げが全売り上げの80%を占める」といった法則である。もう少し簡単に言えば「20%の大切な事が80%の結果を生み出している」という法則である。
仕事で最も大切な20%は朝の時間である。この朝の時間をどう使うかで大きく変わる。
時間は有限であり、人間は時間と共に体調の変化を生じる生き物だ。だいたいの人が昼の2時頃からテンションが上がり出す。このように時間によって人の体調は変わる。
もし、これから更に自分自身を進化させたい、成長させたいと望むならば、まず自分の日常業務を全て書き出してほしい。そして、自分の判断基準で良いので、優先順位をつけてほしい。その優先順位の高いモノから午前中に大切な仕事を集中して行うのだ。むしろ午後からは何もやらない位の気分で午前中に大切な仕事を済ませてほしい。
午前中は非常に集中力が高い。それに午前中をダラダラと過ごすと一日中をダラダラと過ごしてしまいがちだ。これは非常にもったいなく、また会社全体の生産性を下げてしまうのだ。大切な仕事は午前中にやる。これが非常に有効な方法だ。
家でも仕事ができる人は、夜は寝て、朝行った方がよい。早く寝て早く起きて仕事を行う事で、会社に行った後も高いテンションで仕事が可能になる。
朝は非常に大切だ。朝、時間ギリギリに起きて、テレビを見ながら悲惨なニュースに眉を細めて「行ってきます」とテンション低く朝ごはんを食べずに出勤する人と、朝早めに起きて、今日行う業務内容を手帳を見ながら確認し軽い運動後、朝ごはんを食べ、出勤していく人。あなたはどちらに将来性を感じるだろうか?